2012.03.10
忘れられない現実!
⑲ 忘れられない現実
女性が一人だったので、無線を担当。そんな中、ある地区へ。
すさまじい光景に絶句しました。
その場、その場、の現場が、本当に、色んなことを語っていて、言葉になりません。
結構な衝撃です。
電柱が90度に曲がり家屋の屋根に突き刺さり
反対側には折れた電柱が十字架のようになり電柱の中味が飛び出している
屋根が地面に落ち…
でももう少し行けば石巻…そこはもっと酷いらしい…
家の基礎だけが残り・・・家が無い>< 二階が流されている・・
話しかけることすら・・・
その場所には、1台、2台、3台と、ものを探しに来ているのでしょうが、
それだけではなく、なくなった、家をただ、呆然と眺めている方々の姿がありました。
瓦礫に座ってぼーっとしていたり、立ちすくみ眺めていたり、知り合いと肩を並べて物々しく話していたり・
この光景は・・・流石に目に焼きついて離れません。車両から降りれませんでした。
海沿いを歩くと 瓦礫やら木くず 電化製品(テレビやオーディオ)冷蔵庫の中味や飲料水、納豆のパックまで・・
海は何が混ざっているのか全く透明度がないのです 深黒緑・・重油でしょうか?
歩くと車両から見ただけでは分からない現実がヒシヒシと伝わってくる。
この光景を忘れてはならないと思いました。
道具を使って探るのですが、とにかく足元もひびが入ったりしていて、おぼつかない状態です。これ・・・海ですよね??
ランドセルも発見しました。さとし君のランドセル。
6年生みいなので、きっとこの4月から中学だろうか・・。
思い出の品だよね。
この現実は、地元にいたら分からなかっただろう